グアテマラの学校のこと

2023年1月 9日 (月)

グアテマラの卒業式(2022年)

グアテマラの学校。
通常は1月に始まり10月まで。

昨年は、2月にスタートしたの11月中旬で一区切り。
11月末には卒業式がありました。


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グアテマラ国旗(右)とソロラの県旗(左)を持って入場。
旗を持つのは、学年夜学校の最優秀賞をとった生徒たち。

誇らしい栄誉なのです。



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お揃いのアカデミックガウンと角帽で装った可愛い卒園生たち。

この子たちは幼稚園クラス。
来年は小学校1年生です。

(モンテメルセデス小学校)

 

 

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コミニティーの小学校。
6年生は5名ほどでした。


愛情たっぷりに飾られた教室での卒業式。
恥ずかしそうな、嬉しそうなみんなの笑顔です。

来年は両親の手伝いをするために働く子たちもいるけれど、
無事みんなと卒業を迎えることができました。

(ラスミナス小学校)

 

青い空の会で支援している子どもたちの中で、
19名の6年生の子どもたちも卒業することができました。
1年生から支援をスタートし、6年以上続けてくださった方もいらっしゃいます。

 

子どもたちにとって、大きな大きな支えになったことと思います。心から感謝します。

 

 

グアテマラの学校は今バケーション。2月中旬に新学期がスタートします。

 

 

 

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2022年11月21日 (月)

子どもたちの学校へいきたいという気持ち。

青い空の会のグアテマラでの支援は
 就学支援。

「学校に入って学ぶこと」


私が、支援をする子どもたちにたずねるのは、

「勉強をしたい?」

ではなく

「学校へ行きたい?」

です。

 

「勉強を続けたい?」

ではなく

「学校を続けたい?」

です。


同じように思われるかもしれませんが、
少し違います。


支援している子どもたちの中には、
成績の良い子も、勉強が苦手な子もいます。

中学校へ、高校へ行く。
将来なりたい職業につく。

それを願っているのではなく、
そのための手伝いをしているのはなく、

子ども達の学校へ行きたいという気持ちを
叶えたいと思っています。


決して裕福ではない家庭の中で、
労働力とみなされ、

家の手伝い、
兄弟姉妹の子守、
炎天下や雨の中での畑仕事、

が課されます。


そんな中から少し抜け出すことができるのが学校です。

同年代の友だちと過ごす時間。

校庭で、サッカーやバスケをしたり、
図書室の本を読んだり、
教室で何気ない話をしたり。

 

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子どもたちがお団子のようにくっつきあって、
恥ずかしそうに嬉しそうにしている姿をよくみます。



子どもたちが安心して過ごせる場所。
自分の年相応に過ごせる場所。
ちょっとだけ好きなことができる場所。


支援する子どもたちにとって、
それが学校であったら、

学校に通うことを、
手助けをしたい。

そこで、この世界で生きていくのに必要な学力も、
身に着けてくれたら嬉しいです。

 

 

 

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2022年9月26日 (月)

グアテマラの学校のコロナ対策 その2

グアテマラの学校でのコロナ感染予防の取り組みがいろいろされています。

以前もこちらのブログに書きましたが、続きを。

 

手洗いに力を入れているようです。

 

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大きなピラ~グアテマラの洗面台のようなもの~で、石鹸で手を洗っている様子。

無駄図解しないためか、液体石鹸は、ピラの手前にある校長室の前においてあり、それを使い洗います。

サンイシドロ小学校。

 

ちなみに上についているタンクは水をためておくためのもの。

グアテマラは、水事情が悪く、水がきたり来なかったりがあるため、タンクは必需品です。安いものではないので、タンクがない家庭もたくさんあります。

 

 

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こちらは、水をためてあるバケツから手を洗っています。

学校にピラはあるのですが、水をためるタンクがないため、バケツにためて。

モンテメルセデス小学校。

 

 

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学校の入口には消毒用のジェルが設置されています。

使えるの?
という感じのジェルですが、とりあえず現役。

 

 

すごい!
さすがグアテマラ!

と思ったのがこちら。

 

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よく見たら、足で押せば、手を使わなくてもジェルが出てくる仕組みになっていました。

 

もちろん、グアテマラでも、首都部。
ソロラでも銀行やスーパーなどに行けば

自動でジェルが出る、日本で不通に置かれているのと同様のものが置いてありますが、手作りとは!

 

教育省のお達しがあるのだと思うのですが、
やらなくてはいけないことをやるために、
それに近づくために、なされる創意工夫はさすが。

 

妙なことに関心をしながら、
その日の学校訪問を終えました。

 

手を洗う習慣がなかったグアテマラ。
これを機に、手を洗うことが習慣化すれば、
いろいろな病気を予防できるのではと思っています。

 

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2022年9月 5日 (月)

グアテマラの学校のコロナ対策

グアテマラの学校でも、コロナウイルス感染症予防のために、
マスクを使う。ソーシャルディスタンスをとる。手洗いをするなどの対策が取られています。

 

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学校の入口に 貼ってある注意事項。
ラファエルテジェス小学校。

 

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学校に入るための約束事

・マスクを使う

・手に消毒ジェルをつかう

・熱をはかる

・もし具合が悪かったら授業には参加しない

・保護者が学校に入ることを規制する

 

こんな感じです。

 

 

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校内にはこんなものがありました。

 

1.5mの距離を保とう。

との注意書き。

 

 

道ですれ違う人、
バスに乗っていいる人、
市場にいる人は、

マスクをしてない人が多い中、
学校で子どもたちはマスクをして生活。

役になってるのかな?
というマスク。

これでいいのかな?
というマスクのつけ方もあるのですですが。


昨今のいろいろな事情で、
グアテマラの学校にも門ができ通常閉まっています。

鍵をかけている学校もあります。

 

私は入るのを許してもらっていて、
着くと、チャイムを鳴らしたり、門をたたいたり、うろうろしている人に声をかけたりして中へ入れてもらいます。

 

「学校の子どもたちは全くコロナにかかっていない。
家族がなっている子もいるけれど子どもたちは大丈夫」

と先生方は言っていますが、

「でもそれは保健所にいかないからね。」

とのことです。


いろいろな対策をしながらでも、
学校にこられること。

が嬉しい子どもたちが多いようです。

 

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2022年8月20日 (土)

グアテマラから挨拶♪

グアテマラの学校は、政府が発表している警戒レベルによって
学校の投稿形態が変わっています。

 

ソロラは現在警戒レベルが赤。

2グループに分け週2回の分散登校です。
最終日の金曜日は補修用の登校日になっています。

ウエウエテナンゴ県のヌカ小学校も同様。

ソロラ県のサンホセチャカヤ市は、
毎日登校しますが、こちらも2グループに分け前半。後半と時間を区切り登校になっています。

 

子どもたちは、コロナに感染していないといいながら、
風邪の症状の子どもはやはりおり、けれど保健所に検査にはいきません。

そのため、コロナだったのだろうけれど、
感染者には入っていない。

という人が多いが現状です。

 

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ソロラのお祭りがあり、感染者は増えるだろうといわれていますが、そんな中でも子どもたちは元気です♪

 

オラ~♪

とかわいい挨拶を送ってくれます。

 

ソロラではすでにマスクをしてない人が多いですが、
学校ではマスク着用が決まりになっているため、
子どもたちはマスクをしています。

 

ずり落ちそうになっていたり
ぶかぶかだったり、いろいろですが。

 

かわいい挨拶はインスタグラムを見てください。

https://www.instagram.com/p/ChLhvLPj2Ia/

 

 

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2022年4月25日 (月)

ソロラの学校

セマナサンタ(復活祭)休暇も終わり、
ソロラの学校もまた再開しています。

現在も分散登校が続いています。

それぞれのグループが週2日ずつ。
残りの1日は補強に当てられているそうです。


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教育省の方針に従って作られた計画表。
(モンテメルセデス小学校)
教室の面積などから子供達の人数などを割り出しています。

 

グアテマラではワクチン接種率は40%を下回っています。
各人事情があるようですが、宗教の影響も強いそうです。

人々の移動が激しいセマナサンタ後の状況が気になります。
学校ではもう少しこの状況が続くようです。

 

4月27日に大統領から新しい対策の発表があるようです。
またお知らせします。

 

 

 

 

 

 

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2020年9月14日 (月)

グアテマラのレファクション

グアテマラの公立学校では、レファクションという軽食が出されます。

以前こちらのブログにも書いたのですが、教育省(政府)から資金が出され、各学校で材料を購入し、子ども等へ。


1ヶ月一人当たり約Q65、日本円ですと約900円になります。


子ども等の栄養改善のために始めたとききました。
朝食べてこない、食べられない、食べても栄養が取れていない子どもが多くいます。


それぞれの学校で出されるものはちがい、担当の先生が限られた資金の中でやりくりされています。
曜日ごとに出すものを決めている学校が多いです。

 

学校訪問の際出ていたレファクションを少しご紹介します。

 

 

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フリホーレスのパンとアトール。

フリホーレスはグアテマラの副食。インゲン豆を塩辛く煮たもの。日本のあんぱんのしょっぱい版でしょうか。アトールはトウモロコシなどで作られる栄養補助食品です。

 

 

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トスターダのフリホーレスかけ、プラタノコシード、チョコラテコンレチェ。


トスタードは、グアテマラの主食トルティーヤを揚げたもの。それにフリホーレスをのせてたおやつの定番です。プラタノは料理用のバナナで、やはりグアテマラでよく食べられる食材です。これを茹でてあります。チョコラテコンレチェは、お米の甘い飲み物のチョコレート味です。

 

 

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この日はお祝いがあったので少し豪華に、タマールとフランスパンです。

タマールは、葉っぱにトウモロコシの粉、トマト味の肉をつつんで茹でたもの。肉が入ったご馳走です。これをパンと一緒に食べます。

 

 

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教室の様子。こんな風に配られます。

カップや、お皿、スプーンは子供達それぞれが持参します。自分たちで洗って管理しています。


学校に小さな調理室があり、PTAの役員の母親、学校によっては貧困家庭の母親が雇われてれファクションを作っています。


「これがあるから子どもたち学校に来るのよ」
「学校に来ている間は子どもたちの頬の血色がいいのよ。栄養がとれていえるからね。」

先生方から聞きます。


朝はトルティーヤとフリホーレス、お昼はそれに野菜やチーズがついたり、市場のある日は小魚やお肉が出ることもある(冷蔵庫がないため保存できません)夜も同じような食事が、農村部の日常です。


そんな中で子どもたちが楽しみにしているのがこのれファクションなのです。

コロナ禍の現在は、この費用で、食料などをまとめ購入。
数ヶ月一度保護者に配れてています。
少しブログでも触れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020年9月 8日 (火)

グアテマラの子どもたち

なかなか書けないグアテマラの子どたちのことをこの機会に書かせていただこうと思います。

 

支援させていただいている子どもたちは、経済的に苦しく、学業を続けることが難しい家庭の子どもたちです。

支援があれば、続けられる。

青い空の会の支援では、保護者の100%のフォローをすることはできないのですが、
手助けになることができます。

けれど、支援をしていない子どもたちも同じような環境下にある。と感じます。

 



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写真はラスミナス小学校で、先生と話しているときそばにいた男の子。


履いているジーンズはボロボロでした。
ほころびをでかがってはあるのですが、それ以上に破けていて、靴も穴があいていました。


女の子たちは民族衣装を着ていることも多いのですが、男の子たちは着ていません。
ジーンズにTシャツというのが一般的です。


市場ではジーンズであれば、700円、Tシャツは300円ぐらいから売っています。
古着を売る店も多く、この半額ほどで購入できます。

生活だけで精一杯の家庭が多いため、衣服にかける費用は最後になり、日本ではあまり見かけ毛ない、破れた服、穴のあいた靴で過ごす子どもたちがいるのです。

 

今回のコロナの状況の中で過ごす子どもたちに何が必要か先生方に聞いた際、農業が盛んなチャカヤ市の2校では、普段の食べ物はどうにかなるとのことで、洋服や靴との回答でした。


常春の地と言われているグアテマラですが、ソロラは標高が2000m以上あります。そのため、年末になると、寒く、風も強くなります。暖房などはなく、隙間風が入る家で暮らす子どもたちは体調を崩しがちです。そうなる前に何かアクションができたらと考えています。

 

 

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