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2020年9月14日 (月)

グアテマラのレファクション

グアテマラの公立学校では、レファクションという軽食が出されます。

以前こちらのブログにも書いたのですが、教育省(政府)から資金が出され、各学校で材料を購入し、子ども等へ。


1ヶ月一人当たり約Q65、日本円ですと約900円になります。


子ども等の栄養改善のために始めたとききました。
朝食べてこない、食べられない、食べても栄養が取れていない子どもが多くいます。


それぞれの学校で出されるものはちがい、担当の先生が限られた資金の中でやりくりされています。
曜日ごとに出すものを決めている学校が多いです。

 

学校訪問の際出ていたレファクションを少しご紹介します。

 

 

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フリホーレスのパンとアトール。

フリホーレスはグアテマラの副食。インゲン豆を塩辛く煮たもの。日本のあんぱんのしょっぱい版でしょうか。アトールはトウモロコシなどで作られる栄養補助食品です。

 

 

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トスターダのフリホーレスかけ、プラタノコシード、チョコラテコンレチェ。


トスタードは、グアテマラの主食トルティーヤを揚げたもの。それにフリホーレスをのせてたおやつの定番です。プラタノは料理用のバナナで、やはりグアテマラでよく食べられる食材です。これを茹でてあります。チョコラテコンレチェは、お米の甘い飲み物のチョコレート味です。

 

 

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この日はお祝いがあったので少し豪華に、タマールとフランスパンです。

タマールは、葉っぱにトウモロコシの粉、トマト味の肉をつつんで茹でたもの。肉が入ったご馳走です。これをパンと一緒に食べます。

 

 

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教室の様子。こんな風に配られます。

カップや、お皿、スプーンは子供達それぞれが持参します。自分たちで洗って管理しています。


学校に小さな調理室があり、PTAの役員の母親、学校によっては貧困家庭の母親が雇われてれファクションを作っています。


「これがあるから子どもたち学校に来るのよ」
「学校に来ている間は子どもたちの頬の血色がいいのよ。栄養がとれていえるからね。」

先生方から聞きます。


朝はトルティーヤとフリホーレス、お昼はそれに野菜やチーズがついたり、市場のある日は小魚やお肉が出ることもある(冷蔵庫がないため保存できません)夜も同じような食事が、農村部の日常です。


そんな中で子どもたちが楽しみにしているのがこのれファクションなのです。

コロナ禍の現在は、この費用で、食料などをまとめ購入。
数ヶ月一度保護者に配れてています。
少しブログでも触れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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