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2019年12月 2日 (月)

子ども等が抱えるもの

学校を何回訪ねても会えない子がいて、
校長先生に訪ねたもののはっきりせず、
家へ行って来ました。

この日彼女と会いたいと思い学校へ行ったのですが、校長先生はいなかったため
(いい方なのですが、昨年から体調を崩されていて通院しながら仕事を続けています。この日も病院でした。)
他の先生に頼み、彼女の弟に案内してもらっておうちへ。



Img_1274

学校がある街道から急な坂を下り、崖の下にある家。
はじめての場所でした。




Img_1273-2

 

迎えてくれた彼女とお母さん。
話を聞くことができました。


学校に行きたいと思っても、
友だちが騒いでいる声を聞くと、
怖くなってしまって、
頭が痛くて痛くてどうにもならなくなるそうです。


国立病院へ行ったけれど、なんでもないと言われ。
祈祷師さんのところへ行くと、悪魔が宿っていると言われたそうです。

 

「学校へ行きたい?」
と聞くと行きたいと強く答えてくれました。

 

 

「来年は学校に来る」
とたずねると
「行きたい!」とのこと。

 

一緒にいたお母さんはカクチケルゴを話すのでコミニケーションは取れませんでしたが、お母さんの顔にも嘘はありませんでした。

 

賢くて可愛くて明るかった彼女がどうしてか学校に来られなくなっている。


彼女の精神的な病気なのか。
学校にいじめがあるのか。
それとも家庭にあるのか。

先進国であれば着くだろう病名もここにはない。

 
国立病院やクリニックに行けば心理療法を受けるシステムはあるけれど、
彼女たちがそれを知っていることも、知っていても行くことは滅多にない。

先生や学校や、教育省が相談に乗ってくれることもない。



学校に来られない理由は様々なんだ。
今回強く感じました。


来年彼女が戻ってくれるよう
私たちも気にかけていたいと思っています!






 

 

 

 

 

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