最後の贈り物
おかげさまで10月はじめでグアテマラの学校無事終了しました。11、12月と2ヶ月のバケーションとなります。
最後の贈り物をしてきました。
1年間の支援金は5000円と決まっているのですが、学校によって購入するものが違います。
予算が残っていた学校の子どもたちに渡して来ました。
傘とカッパ。
女の子には傘。男の子にも傘を買いたかったのですが、予算が足りず、カッパとタオルになりました。
中国製が出回っているのですが、こちらはグアテマラ国内で作っているもの。中国製より値段はしてしまうのですが、しっかりとしていて長持ちしてくれるのです。
渡した傘をさしてくれています。
この後もずっと大事そうに抱えていました。
本当に嬉しそうで、渡した私のほうが大きな感動をさせてもらいました✨
子どもたちは通常傘やカッパを持っていません。
年の半分が雨季で、スコールのように強い雨が降るのですが、ソロラの子どもたちは、雨が降るとナイロンといわれるビニールをかぶって雨を避けます。
そのため濡れてしまうことが多く、雨の季節になると体調を崩す子たちが多いのです。
(卒業生の中に、雨に濡れたのがもとで亡くなってしまった子がいます)
5年ほど前までは傘かカッパを送っていたのですが、予算が足りなくなることが多く、ここ数年は送れていませんでした。
他の学年の子はユニフォームを買ったのですが、今年で卒業という子はその代わりに靴やジーンズなどのリクエスト。靴はグアテマラ市や、パナハッチェル。ジーンズはソロラの市場で探して揃えました。
残っているお金が少しの学校は、靴下。
みんなが少しでも喜んでくれるように、
安くて、可愛いの靴下を探してプレゼント✨
女の子たちの欲しいものは靴かカーディガン✨
靴はグアテマラ市の方がいいものを安く購入できるのですが、カーディガンは首都部ではあまり着ないようで、ソロラの市場で購入。女の子たちが日常的に着ている伝統的な衣装には必需品なのです。
代表の白石から子どもたちへプレゼントを贈呈中。
(写真提供:近藤咲さん)
支援で購入したカーディガンを1年着ている子もいます。
標高が2000m以上あり、寒さも厳しいソロラ。
制服などがない学校の子どもへは、寒さを防ぐためにジャケットやスエットを送ろうかと思うのですが、女の子たちはカーディガンがいいそうなのです。
残っている金額が少なくてもなるべく希望のものを、
長持ちするものを、そしてほかの子と同じものにならないように。
工夫をこらしながら購入しています。
115人の子どもたちそれぞれへ支援が無事終わりました。
今年度もご支援本当にありがとうございました。
| 固定リンク
「ソロラでの活動報告」カテゴリの記事
- ソロラのお祭りで♪(2024.10.07)
- 2024年約束書のサイン会 その4(2024.05.25)
- 2024年約束書のサイン会 その3(2024.05.27)
- 2024年約束書サイン会 その2(2024.05.20)
コメント