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2014年1月 3日 (金)

2014年を迎えて

2014年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


青い空の会は今年で設立10年になります。
これもひとえに皆様から、
温かく、そして力強いご支援、ご協力を頂いている賜物と
心より感謝しております。


活動の中で、
本当に素晴らしい出逢いを頂き、
かけがえのない体験をさせて頂いております。

嬉しいことばかりと書きたいのですが、
やはりそうではなく、

この時期、
自分たちの無力さを痛感し、
やるせなさに押しつぶされそうになります。


去年いたのに、
今年は学校に来られない子どもが出てしまうのです。

支援をしたいのに、
それが受け入れられない。

支援をする体制を整えているのに、
子どもたちを助けることができない…。



Photo


今年も一人学校を辞めてしまいました。


恥ずかしがり屋だけれど、
頑張り屋で、賢くて、
家族思いの男の子。

家の手伝いをするために、
学校は続けないのだそうです。

毎年同じようなことを繰り返していて、
最終的には戻ってきていたのですが、
今年は学校を辞めると、
本人が言いきりました。


彼らの畑で収穫したものを
市場で売る仕事をしているそうです。

彼より大きなお兄さんたちもいるのですが、
一番賢いのが彼。

小学校を卒業していない兄姉より
いろいろなことが出来るそうです。

彼も、今辞めてしまえば同じことになるのは目に見えています。
あと2年頑張って、小学校を卒業すれば別の可能性に出会うことができるのに。


勉強を続けることの意味。
大切だと考えるのは、私たちの偏った考えなのでしょうか?
彼が望まなければ、義務教育といえども学校を続ける必要はないのでしょうか?

12,13歳の子どもたちが、
本心から、学校より働くことを選ぶのでしょうか?


子どもたちの話を聞いていると、
親の考えが反映されているように思えてなりません。

家が貧しいから、
お金がないから、
仕事がないから、

みんなの口から出てくるフレーズ。
彼らが自分たちで考えつくことでしょうか?


発足当時支援していた子どもたちの世代が、
親になり始めています。

彼らが、どんなふうに子どもを育てるのか。

これが、青い空の会が存在した意味を、
知る指標の一つになるのではないかと
思います。


グアテマラに必要な、
ここで出来うる確かな支援を、
続けて行くことのできる青い空の会でいたいと
願っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

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ソロラでの活動報告」カテゴリの記事

コメント

miwako sama
ありがとうございます。
飢えや、銃で苦しむ子どもたちが世界にはいる…と考えると、グアテマラの子どもたちの置かれている場所は。それをいうなら自分の立場は。と、堂々巡りになってきます。
目の前の事実を受け入れ、まず立ち上がる、歩き始める支援を、続けていけたら…と思っています。

どうぞよろしくお願いします。

投稿: solola | 2014年1月 8日 (水) 21時02分

2014年がスタートしました。
子どもたちの支援に奮闘されていること
本当に頭が下がります。
今回の文章を読んで胸が痛くなりました。
子どもの気持ちを汲んであげるしかない、残念さも伝わってきました。
教育が国を変えるということだと思うのですが、現実は食べることですものね。そして親孝行なんですね。
残念な支援があったとしても、貴女がされていることは素晴らしいことです。これからも応援していきます。

投稿: taniguchi miwako | 2014年1月 8日 (水) 20時21分

ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。

投稿: ソロラ | 2014年1月 5日 (日) 12時02分

2014年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。 

投稿: Billy | 2014年1月 3日 (金) 01時43分

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