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2013年9月23日 (月)

グアテマラの児童労働

グアテマラに来られた方が口にされるのは、
「子どもたちがよく働く・・・」
ということです。

6月12日の国際労働機構(ILO)が定めた
「児童労働反対世界デー」

 


中米における児童労働率は非常に高く、
各国が抱える社会問題となっています。

100万人近くの児童が、小学校(義務教育)を終えず、
労働に従事しているグアテマラ。

日常的に働く子どもを目にしている私ですら、
この数字に驚きました。


過酷な労働が、子どもたちの与える身体、精神問題の深さ。
それに加え社会全体、国の発展にも大きな影響を及ぼす
と言われています。

 
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児童労働
を生み出している背景には、
貧困も要因としてあげられますが、

地方コミニティーの中にある、
子どもたちが働くのは当然、
また美徳という価値観によるところも大きいそうです。


児童労働を失くすためには、
保護者、地域の意識改革、政府による教育の徹底が必須。
 


グアテマラが置かれている現状は、
まさしくこの通りなのです。


私たちがここで展開している就学支援活動も、
このような子どもたちの姿を見たことがきっかけで、
スタートしました。

 


学校のある時間に、妹や弟をおぶって市場で働く女の子。
同級生が学校に行くのを横目に、父親と畑へ行く男の子。
勉強したいし、学校へ行きたい。
でも親が許してくれないのです。

保護者も、日本でいう「読み書きそろばん」が
できるようになるまでは学校にやります。

2,3年し公用語のスペイン語が理解でき、
簡単な計算ができるようになると、
学校をやめさせてしまう。

このよううな状況のもと、
100万人いう児童労働者が生まれています。



勉強することだけがいいことだとは思いませんが、
子どもたちは学校に行きたい、
勉強したいと
望んでいます。

学ぶことで、可能性が出てくる。
その可能性を持った子どもたちが、
この国の、そして世界の未来を変えていける。


みんなが持っている小さな希望を叶えるために、
私たちもできることを続けていきたいと、考えています。

 

         

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