悲しいこと
昨日グアテマラのコンチャ校長先生からメールが届きました。
支援している子どものお母さんがなくなってしまった。先生たちがみんなでお葬式に行ったようで、その時の様子。子どもたちがあまりにも悲しむので見ていられなかった。彼らの家はとても貧しかった・・・と締めくくってありました。
グアテマラを出る前日、私はここにいたのです。
子どもたちと話して、お姉ちゃんの愚痴を聞いて、ママにも、「戻ってきたらまた来るね」と言って別れた。彼らのおうちは山のてっぺんにあるので、下の道を歩いて戻る私に、いつも、いつまでも手を振ってくれていたのです。
けれど、もう同じ場所にはけして戻れない。
ママが大好きだった子どもたちの悲しむ姿が、目に浮んできてしまいます。悲しみの中、けなげにがんばっているだろうおねえちゃんのことを思うと、やりきれなくなります。
何をすることもできないけれど、そばにいて子どもたちを、ただ抱きしめてあげたい。お姉ちゃんの悲しみを聞いてあげたいと、切実に思っています。
マヤの祈祷師でもあったママは、いろいろな人の相談にのっていました。
「お金は貰わないの?」
と聞いたことがあったのですが、
「交通費を欲しいと頼んだことがあったの。すると、その後怪我をして、しばらく寝たきりになってしまった。きっと神様が怒ったんだと思うのよ。人を癒すのに、お金を取ろうとした私がいけなかった、と反省して、それからは何も貰ってないわ。」
そういったママの言葉をよく覚えています。
あったかくて大きな笑顔でまわりの人々を癒し、大家族の中心、太陽だったママがいなくなってしまった。
10人兄弟姉妹のみんな。今後、子どもたちに起こりうることに対して、私たち「青い空の会」が出来ることは、本当に小さなことだと思いますが、ちゃんと見ていこうと思います。必要な時きちんと手を差し伸べられるよう、しっかりとみんなを見ていようと思っています。
誰もママの代わりにはなれない。
私たちはただ、みんなをずっと応援し続けるだけです。
| 固定リンク
「ソロラのこと」カテゴリの記事
- ソロラのお祭りのパレード♪(2023.08.21)
- 子どもたちは元気です♪(2023.04.18)
- グアテマラの学校のコロナ対策 その2(2022.09.26)
- 支援しているグアテマラの学校の状況。(2022.06.13)
- ソロラの学校の今(2021.03.29)
コメント