素敵なプレゼントは採りたてのたまねぎと20日大根!
今日支援している子どもの家に行ってきました。彼女は今年小学校を卒業したのですが、支援してくださっている方が「彼女が中学校へ行きたいなら手伝いたい」と言ってくださったのです。
彼女経由で父親に話をしてもらったのですが「お金がない」と埒が明かず。学校の先生たちは今バケーション。相談してみましたがやはり埒が明かず。今週彼女から何回か電話がかかってきていたのですが上手くコミニケーションがとれず。なら直接話すのが一番!といういつもの結論に!
日中、彼女は父親の手伝いで畑仕事をしているため家にいるのは夕方だけ。でもこの村はソロラの町から遠い。明日にしようか・・・・。けれど考えていても何も進まない。この機会を逃したら彼女は勉強できないかもしれない。
大きなアグアカテ(アボガド)の木の下の待ち合わせ場所で、彼女の妹たちが待っていてくれ家へ。家ではお母さんやおばあちゃん、おばさんたちが出迎えてくれました。父親は遠くまで働きに行っているとのことで結局会えず。大まかなことを母親と話してきました。お母さんはスペイン語をあまり話さず、私はカクチケル語(現地の言葉)が話せないので、いつものとおり子どもたちが私たちの通訳。
父親が母親に言うには
「娘が学校へ行きたいなら行ってもいい。でもお金がない。だから自分たちにはないもできない。」
とのこと。コンチャ先生が調べてくれたところ、来年開校する政府の学校がありすべて無料。彼女にそこへ行けないか?ときいてみました。夕方帰りが遅くなるのが心配ならそれは考えよう。と付け加えました。
学校の入学手続きに関しては私は何も出来ないので家族が行って欲しい。と力説?したのでおそらく伝わったはず。(私が一言話すとその後とカクチケル語が飛び交ってました。)すでにそのときには、おばさんたちや、いとこはとこも集まってきていて私の回りには20人ぐらいいたような・・・。
そのうち、彼女と同級生でおばさんにあたる子も学校へ行かせてもらえないか?と言われ、「援助は出来なけれど、政府の学校で授業料は無料なんだから行ける。彼女が行きたいと言う気持ちが大切。」と伝えました。
グアテマラの人、特に農村部の人たちは、昔ながらの考えに固執します。それゆえマヤの伝統が残されているともいえますが、同時に大切な“機会”も失くしているように思うのです。
子どもたちがそれを望むのならばかなえてあげたい。そのためには、何十年と続いてきた彼らのサイクルを少し変える必要があるのかもしれません。けれど壊すのではなく、全てを尊重した上で、新しい風を入れなくてはいけないときもある。
あっという間に1時間以上たってしまいました。お母さんに言いつけられて、彼女たちが採ってきてくれたたまねぎと20日大根をお土産にもらいました。家に戻り見ていたら胸がいっぱいになってしまいました。
皆様に頂くチャンス、きっかけ。それを大切に出来る青い空の会でいたいと思っています。
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